「USBストリームスコープ」は、USBバス上に流れる通信データを1バイトずつ記録し、USB規格に合ったパケット・トランザクション単位で詳細に表示できる強力な「開発・解析ツール」です。
USBバスからデータストリームを取り出す本体と、解析ソフトで構成されています。
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(本体) |
(表示イメージ) |
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●本体概要
本体のHOST/DEVICEコネクタからUSBバス上のデータストリームをキャプチャします。
観測したいバス上の接続を通常のUSBケーブルを使って割り込ませる様に接続します。
この本体自体は全てのUSBストリームをキャプチャするため、USBトランザクション上はトランスペアレント(透明)ですので、ホストPCやターゲットデバイスの設定を変更する必要がありません。
また、FULL/LOW両スピードを自動的に判別し、自動的に切り替えますので、FULL/LOWスピードが混在するハブ上流でも設定を気にすることなく使用できるばかりでなく、FULL/LOWスピードのトランザクション遷移自体もキャプチャできます。
●解析ソフト概要
USB機器開発の複雑さを特徴づけるのが、セットアップなどのUSB固有のトランザクションと言っても過言ではないでしょう。
USBストリームスコープ[US-F100A]では、USBプロトコルがトランザクション単位で構成されていることに着目。
キャプチャしたデータを単に表示するだけでなく、トランザクション毎に分類して表示する事で、通信内容の把握が容易に行えるよう配慮されています。
また、トランザクション中の各パケットも色分け表示することで、解析対象とするパケットを体系立てて把握できるように配慮されています。
さらに、ビット定義されているため、従来理解しづらかったUSB固有のコマンド群も、その詳細が日本語で表示できますので、難解な規格書やビット列と格闘する事なく、的確に理解できます。
いかがでしょうか。
RS232Cと比べて「難しい」「複雑だ」「敷居が高い」などと思われがちなUSBですが、「USBストリームスコープ」を使えばパケット・トランザクションの構造までも一目瞭然。
この分かりやすさ・明快さは、ロジアナやオシロなど他のツールでUSBバス上を観測しているのとは、比較にならないほど、直感的で的確な解析環境を提供します。
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