有限会社オービット
AuBit

製品紹介 USB2.0規格対応 US-H200

見やすさにこだわった表示

直感的にどのようなデータが流れているのかを分かるようにと、開発においてこだわったものの一つが、USBストリームスコープソフトウェアのログの表示方法。 表示の見やすさが、最終的には開発のスピードの短縮に寄与します。

トランザクション単位の表示

ホストPC←→USBデバイスの間は、「パケット」を最小単位としてやりとりが行われますが、 一般にソフトウェア設計者が意識するのはパケットをいくつか組み合わせた「トランザクション」単位での通信内容です。

NAKトランザクションの表示

USBデバイスの転送能力

USBストリームスコープでは、「有効なデータパケットがどのくらい詰まって送受信されているか」という点を直感的にとらえられるよう工夫されています。
下の画面をご覧下さい。

画面イメージ内で、横に1本走った黒い線は「フレーム」(USB規格で1フレーム = 1ms[Fullスピードの場合]、または125us[Hiスピードの場合]と決められています)の境界を表しています。 また、パケットそのフレーム内のどこに出現しているのかを、フレームの上部にパケットと同じ表示色で表示しています。 (→パケットポジションバー
下記で、そのフレーム内に、有効なデータパケットが何回やりとりされたかを見てみましょう。

上の2画面のように、US-H200のログを見ればデータパケットの詰まり具合に違いがあることがすぐに判別できます。

USBデバイスの実効転送能力を少しでも高めたい時、一般にソフトウェア開発者ができることはこの「NAKトランザクションの発生をいかに少なくできるか」というところにあります。USBストリームスコープを使って「NAKトランザクション」の発生する箇所や条件を特定したうえで、ソフトウェアやドライバの非効率的な部分を改善します。