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「USBストリームスコープ」は、USBバス上に流れる通信データを1バイトずつ記録し、USB規格に合ったパケット・トランザクション単位で詳細に表示できる強力な「開発・解析ツール」です。
マウスやキーボード、ゲームパッドなどのLow-SpeedのUSBバスからデータストリームを取り出す本体と、解析ソフトで構成されています。
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(本体) |
(表示イメージ) |
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●本体概要
本体のHOST/DEVICEコネクタからUSBバス上のLow-Speedデバイスのデータストリームをキャプチャします。 この本体は、HOST/DEVICEコネクタ間に接続されたLow-SpeedデバイスのUSBストリームを「スルー」させるだけですので、流れるUSBストリームに何ら影響を与えません。よって、ホストPCやターゲットデバイスの設定を変更する必要がありません。 このLow-Speed専用USBストリームスコープ
US-L10はLow-Speedのデータのみをキャプチャしますので、Low-SpeedデバイスとホストPC(またはUSBハブ)の間にのみ、接続する事ができます。 本体の電源はUSBホスト側から供給されますので、外部に電源は不要です。 また、幅55mm
x 高さ16mm x
奥行き60mmと大変コンパクト。USBコネクタとの比較をご覧いただければ、その際だったコンパクトさがご理解いただけるでしょう。
●解析ソフト概要
USB機器開発の複雑さを特徴づけるのが、セットアップなどのUSB固有のトランザクションと言っても過言ではないでしょう。
Low-Speed専用USBストリームスコープ[US-L10A]では、USBプロトコルがトランザクション単位で構成されていることに着目。 キャプチャしたデータを単に表示するだけでなく、トランザクション毎に分類して表示する事で、通信内容の把握が容易に行えるよう配慮されています。
また、トランザクション中の各パケットも色分け表示することで、解析対象とするパケットを体系立てて把握できるように配慮されています。 さらに、ビット定義されているため、従来理解しづらかったUSB固有のコマンド群も、その詳細が日本語で表示できますので、難解な規格書やビット列と格闘する事なく、的確に理解できます。
いかがでしょうか。 RS232Cと比べて「難しい」「複雑だ」「敷居が高い」などと思われがちなUSBですが、「USBストリームスコープ」を使えばパケット・トランザクションの構造までも一目瞭然。 この分かりやすさ・明快さは、ロジアナやオシロなど他のツールでUSBバス上を観測しているのとは、比較にならないほど、直感的で的確な解析環境を提供します。 |