外部との通信・・というお話になると、たいていの場合登場するのがRS-232C規格です。 確かに枯れた通信手段ですので、作る側も使う側も安心感はあるのですが、場合によってはUSBよりも大変な事になっていませんか?
・・・USBなら5V電源がバスから供給されるのに、RS232Cにしたために、 別電源を準備しなければならなかった・・・
・・・別電源が用意できない環境だったので、 思いっきりローパワー設計しなければならなかった・・・
・・・単にアナログ値をパソコンに取り込みたいだけなのに、 専用のプログラムを作るハメになってしまった・・・・ USBなら、HIDキーボードをエミュレートすることで、 プログラムを組まずに表計算ソフトに入力できます。
・・・通信する機器がもう一つ増えただけなのに、 COMポートを増やすためにカードを追加しなければならなかった・・・
・・・ノートパソコンを買ったら、COMポートが付いてなかった!!・・・
USBのLow-Speedデバイスは、RS-232Cに比べても遜色ない転送速度が得られること、Windowsではレガシー扱いのRS-232CよりもWindows環境を含めると扱いやすいという点など、「標準インターフェース」として十分に実用的な規格です。
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